お彼岸とは

秋分の日となりました。この候は昼と夜の長さが一年を通して同じになる事を指します。この時期はご先祖様を敬い供養する事で古今東西多くの方がお墓参りを行っております。春分の日も同じようなもので1年に2回あります。

そもそもお彼岸というのは此岸(しがん)、つまり私達が現在暮らしている世界と彼岸(ひがん)、仏様が暮らしているあの世との距離が最も近くなり、故人との思いが通じやすくなる日であると言われています。また六波羅蜜といい

①「布施」(ふせ)…財や心を他人に施すこと
②「持戒」(じかい)…心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
③「忍辱」(にんにく)…不平不満を言わないこと、腹を立てないこと
④「精進」(しょうじん)…常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること
⑤「禅定」(ぜんじょう)…心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
⑥「智慧」(ちえ)…真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること

自分自身の日頃の行いを三省する時期であるとも言われておいます。季節もいいこの候、一度身の回りを振り返ってみては如何でしょうか。